研究部門 2017年新卒入社
片上勇太
先輩社員の声 次世代の合成技術を確立することが社会や地球環境への貢献につながる
マナックではどんな仕事をしていますか？
次世代の合成方法「マイクロフロー合成」を
自社技術として確立させるための研究
入社して3年半は、福山の研究部門でファインケミカル製品の受託合成・プロセス検討を担当し、化合物合成やサンプル合成、コスト試算を行い、お客様に提示していました。2020年から神奈川県藤沢市の湘南ラボで先端研究チームに所属し、新たな合成方法に関する基礎研究をしています。例えば、石油プラント等での大量の化合物合成で使われる「フロー合成」をファインケミカルに導入する「マイクロフロー合成」の技術開発に取り組んでおり、この化学合成を連続的に小さく制御していく技術が確立すれば、副反応の抑制など効率的に目的物のみを合成でき、電子材料や機能材料、医薬品など、さまざまな用途への適用が可能になります。「次世代の合成方法」ともいわれるマイクロフロー合成を、製造プロセスとして導入できるように、研究を続けています。
マナックで働きたいと思うようになった理由は？
ニッチな化学合成で社会貢献する企業
大手にはない細やかさや温かさも魅力
大学院では有機合成を中心とした研究をしていました。合同会社説明会でマナックの存在を知り、「ニッチな化学合成」を主力事業にしているところに関心を持ちました。大手メーカーのように素材そのものを武器にするのではなく、お客様が欲しているプロダクトを作り出す「受託合成」を強みにしている点にも引かれました。一般の人では目にすることがない化合物を医薬品や電子材料として役立つモノに変化させて社会貢献しているマナックはとても魅力だと感じました。採用担当の人が選考中に何度か連絡をくれたり、スケジュールを融通してくれたりと、さまざまな対応をしてくれたことで、就職活動をスムーズにすることができました。細やかな対応に温かさを感じました。
マナックでの仕事のやりがいは？
情報取得や研究機器などに会社が積極支援
最先端を究めるための環境がここにある
先端研究チームは、中長期的なビジョンのもとにひたすら実験と検証を繰り返しています。そのため、すぐに結果を出せるものではありません。そのような中・長期的な取り組みに対しても、自社技術の開発に対する会社のサポート体制は整っていて、積極的にセミナーや学会への参加が可能です。最先端の技術や知見が得られる環境がマナックにはあります。また、会社は私たちの提案を受け止めてくれて、内容次第で積極的に投資してくれます。若い社員の意見やアイデアにもちゃんと耳を傾けてくれて、現場の声を重視してくれる社風のおかげで、日々の研究に力が入ります。
マナックでこれから挑戦してみたいこと、目標は何ですか？
10年先につながる研究で環境負荷軽減と
マナックの知名度向上を目指す
マイクロフロー合成は、廃棄物が少なくエネルギー効率の良い合成方法で、環境負荷軽減の面でもメリットの大きい技術です。マナックの製造手段の一つとして定着させることで、SDGsへの取り組みに貢献したいと思っています。チームメンバーは2人と小さな部署ですが、ここでの成果は自社の新たな技術に直結します。化学の世界は日々進化しています。数十年後の未来を見据えながら、まずは自分たちの手で10年先のトレンドを築きたいです。そのためにも日々情報収集を怠らず、技術力も磨いていきます。ラボが立地する湘南アイパークは130社、2200人が集うヘルスケア研究の拠点施設です。ここで結果を出すことで、マナックの知名度がさらに上がると思っています。
就活生へのメッセージをお願いします。
マナックは若い人でもチャンスを与えられ、責任のある仕事ができます。大学で学んだ化学合成とはスケールに違いがありますが、基本的な考え方や操作は変わりません。しっかりコミュニケーションがとれる人なら、仕事の面白さを実感してもらえると思います。
片上勇太さんの
ある日のスケジュール
- 8:30
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出社（フレックスタイムを活用。1時間早く出勤して早く退勤することもある。）
デスクワーク・資料整理・実験準備
- 9:00
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実験装置立ち上げ
午前中はひたすら実験
- 12:00
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昼休み
- 13:00
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実験により得られた反応のチェックと分析
午後は主に実験結果の分析
- 15:00
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実験器具の洗浄や片付け
- 16:00
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実験結果まとめ・デスクワーク・翌日準備等
- 17:00
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退社